2025年5月26日、工学部2号館23番講義室において、工学部工学科電気電子工学コースの3年生を対象に、電子回路Ⅰの講義の一環で、広島大学の青砥なほみ教授による出前講義が実施されました。
「成長を続ける半導体産業を経済とイノベーションから考える」というテーマで、世界経済の中の電気電子・半導体産業、半導体技術のイノベーション、製造業で働くとは、について数値データをはじめ図や写真を使ってわかりやすくご説明いただきました。
受講後のアンケートでは、
・ 半導体産業が日本経済全体の浮揚を支える“エース”として、極めて重要な役割を果たしていることを改めて実感しました。
・ 電力消費量の課題に対しては、光電融合などの先端技術に希望を持てると感じつつ、さらなる技術革新に向けて自分も一翼を担えるようになりたいと思いました。
・ 製造業が社会を支える根幹であり、現場での連携や工夫が製品の品質に大きく影響することも学び、モノづくりに対する見方が変わりました。
・ 日本がグローバル競争に立ち向かうためには、技術力だけでなく、多様性を尊重する組織づくりや博士後期課程への進学など、人材育成の在り方も重要だと感じました。
などの声が寄せられました。
学生たちが社会の最前線で活躍する時代には、世界のGDPに占める日本の比率は今よりさらに低下し、活躍の舞台は世界へ広がっていくとき何が必要になるか?、社会で求められるダイバーシティ&インクルージョンの考え方、製造業で働くことについて、 青砥先生が日本企業、外資系企業、そして大学での豊富なご経験をもとに話してくださったことは、学生たちの心に深く響いたように感じました。

