2025年5月19日、工学部2号館23番講義室において、工学部工学科電気電子工学コースの3年生を対象に、電子回路Ⅰの講義の一環で、ローム・アポロ株式会社による出前講義が実施されました。
会社紹介のあと、SiCパワーデバイスについて、ワイドバンドギャップ半導体材料の基礎から、IGBTやMOSFETなどの種類・構造的な違い、それぞれの用途に応じた使い分けについて説明がありました。さらに、パワー半導体市場の動向や前工程エンジニアの業務内容についても紹介いただきました。
受講後のアンケートでは、
・ ローム・アポロ株式会社がパワー半導体分野で果たしている役割の大きさを知ることができました。特に、世界初となるSiC-MOSの量産化を実現し、自動車分野などで実用化を進めている点に強い印象を受けました。
・ 垂直統合型の生産体制によって高品質な製品を安定的に提供していることが非常に印象的でした。また、社員の方が技術力向上のための研修に積極的に参加し、働きやすい職場環境づくりにも力を入れられている点から、長期的に成長できる環境が整っていると感じました。
などの声が寄せられました。
講師の永石様は本コースの卒業生で、在学中の研究室や部活動の話、現在の仕事内容や職場環境についてもお話いただきました。また、学生たちにとっては、企業選びの視点や働き方の魅力について考える貴重な機会となりました。


